技能検定2級 よくわかる「機械検査」(受検準備)

一般受講料: 31,900 円

特別受講料: 29,700 円

講座コード:D18

受講期間:6ヶ月

難易度:中級レベル

「機械検査」技能士(2級)の資格取得をめざそう!

機械設備メンテナンスのエキスパートをめざす!

本講座は、「機械検査科」(機械検査作業)技能士(2級)の資格取得の準備講座です。項目と内容は機械保全科の「技能検定に係る技能検定試験の試験科目及びその範囲」に準じ、その項目を忠実に網羅するものであり、体系的によくわかるよう構成されています。

機械設備メンテナンスの幅広いトータルな知識が身につきます。

学習目標

  • 機械に係わる基礎技術と、機械検査(測定法、検査法)に係わる専門技術が身につきます。
  • 技能検定「機械検査科」(機械検査作業、2級)の試験に合格する実力がつきます。

資格取得概要

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教材構成

使用教材

  • 主テキスト5冊(1~5)
  • 別冊「1・2級機械検査学科試験<機械検査作業>問題と解答・解説例」
  • レポート(提出回数6回)

編集

  • (訓)日本技能教育開発センター

カリキュラム

No. 主な項目
1 第1章 測定法(1)~測定の基礎

  1. 測定用語
    1. 計測で用いる単位
    2. トレーサビリティ
    3. 測定の種類
    4. 測定系の構成
    5. 誤差と制度
  2. 測定誤差の主な原因と対策
    1. 器差
    2. 温度の影響
    3. 変形
    4. 角度による誤差
    5. 視差(パララックス)
    6. 構造による誤差
    7. 測定の基本事項
    8. 測定器の精度管理
  3. 製品公差と測定器精度及び測定精度の関係

第2章 測定法(2)~測定の実際

  1. 拡大変換機構の種類
    1. 機械的測定機器
    2. 電気的測定機器
    3. 光学的測定機器
    4. 流体的測定機器
  2. 長さの測定器
    1. ブロックゲージ(Gauge blocks:JIS B 7506)
    2. 金属製直尺(Metal rules:JIS B 7516)
    3. ノギス(Callipers:JIS B 7507)
    4. ハイトゲージ(Height gauges:JIS B 7517)
    5. デプスゲージ(Depth gauges:JIS B 7518)
    6. マイクロメータ(Micrometer callipers:JIS B 7502)
    7. ダイヤルゲージ(Dial gauges:JIS B 7503)
    8. てこ式ダイヤルゲージ(Dial test indicators:JIS B 7533)
    9. シリンダゲージ(Cylinder gauges:JIS B 7515)
    10. 電気マイクロメータ(Electrical comparators:JIS B 7536)
    11. 空気マイクロメータ
    12. 測長機(Measuring machine)
    13. 測定顕微鏡
    14. 三次元測定機
    15. エンコーダ
    16. レーザスキャンマイクロメータ
    17. 光波干渉計
  3. 角度ゲージと角度測定器
    1. 角度ゲージ(Angle gauge)
    2. 直角定規(Squares:JIS B 7526)
    3. 円筒スコヤ(Cylindrical:JIS B 7539)
    4. ポリゴン鏡
    5. 水準器(Precision levels:JIS B 7510)
    6. サインバー(Sine bars:JIS B 7523)
    7. オートコリメータ(Auto collimators:JIS B 7538)
    8. 角度定規(Bevel Protractor)
  4. 幾何偏差測定器
    1. 投影機(Profile projector)
    2. 真円度測定器(Roundness mesuring instruments:JIS B 7451)
    3. オプチカルフラット(Optical Flats:JIS B 7430)
    4. オプチカルパラレル(Optical Parallels:JIS B 7431)
  5. 表面粗さ測定器
    1. 表面粗さ測定の必要性
    2. 表面粗さの測定法
  6. 限界ゲージと輪郭ゲージ
    1. 限界ゲージ
    2. 輪郭ゲージ
  7. 測定用取付具・測定用補助具の種類、用途および保守
    1. 定盤(Surface plate)
    2. Vブロック(Vee Blocks:JIS B 7540)
    3. テストバー(Test Bars:JIS B 7545)
  8. 幾何公差の図面指示
2 第3章 検査法

  1. 製品および部品の検査方法
    1. 長さの検査
    2. 角度の検査
    3. 幾何偏差の検査
    4. 硬さの検査
  2. 工作機械の精度検査の方法
  3. 非破壊検査の種類と方法
    1. 放射線透過試験(JIS Z 3104)
    2. 超音波探傷(JIS Z 2344)
    3. 浸透探傷(JIS Z 2343)
    4. 磁粉探傷(JIS G 0565)
    5. 電磁誘導探傷試験(渦流探傷試験)
    6. アコースティックエミッション法(AE法)
  4. 官能検査
  5. 全数検査と抜取検査
    1. 全数検査
    2. 抜取検査
  6. ねじの検査
    1. おねじの検査
    2. めねじの検査
  7. 品質マネジメントシステム
    1. JIS Q 9000ファミリー規格
    2. JIS Q 9000の要点
    3. JIS Q 9001の要点
  8. 検査で用いる主な用語
3 第4章 品質管理

  1. 品質管理の基本
    1. 品質管理とは
    2. 作業標準
    3. 職場の活性化と小集団活動
  2. 品質管理の手法
    1. 品質管理(QC)的仕事の進め方
    2. QC七つ道具
    3. QC七つ道具の実際
    4. サンプル・データと母集団
  3. 検査
    1. 検査の基本
    2. 抜取検査
    3. 官能検査

第5章 電気一般

  1. 電流と電圧
    1. 物質の持つ電荷
    2. 電流
    3. 電圧
    4. 電位と電位差
    5. 電流・電圧・抵抗の単位
  2. 抵抗の取扱い
    1. オームの法則
    2. 抵抗率
    3. 抵抗の接続と合成抵抗
    4. 抵抗による電圧の分圧
    5. 抵抗による電流の分流
  3. 電力と電力量
    1. 電力
    2. 電力量
    3. ジュール熱
  4. ブリッジ回路と抵抗
    1. ブリッジ回路
    2. 温度による抵抗の変化
    3. 絶縁抵抗および接地抵抗
  5. 磁気と静電気
    1. 電流による磁界(磁力線)
    2. 電磁力
    3. 電磁誘導作用
    4. 変圧器
    5. 静電気
    6. コンデンサの接続
  6. 直流機
    1. 直流発電機
    2. 直流電動機
  7. 単相交流
    1. 正弦波交流の発生
    2. 正弦波交流の瞬時値
    3. 正弦波交流の大きさ
    4. 交流の周期と周波数
    5. 交流の電力
    6. 力率
    7. 送電損失とその低減策
  8. 整流
    1. 半波整流回路
    2. 全波整流回路
  9. 三相交流
    1. 三相交流回路
    2. 三相交流電力
  10. 電動機
    1. 各種電動機の分類
    2. 三相誘導電動機
    3. パルスモータ(ステッピングモータ)
    4. サーボ機構
  11. 主回路保護用電気機器
    1. 主回路と制御回路
    2. ヒューズ
    3. 手動開閉器
    4. 電磁接触器、サーマルリレー、電磁開閉器
  12. 制御用電気機器
    1. 継電器(リレー)
    2. タイマ
    3. ソレノイド
  13. 自動制御
    1. 自動制御の種類
    2. シーケンス制御回路に使う接点の種類
    3. シーケンス制御の基本回路

第6章 安全衛生管理

  1. 安全衛生管理の基本
    1. 安全衛生管理組織
    2. 安全衛生管理計画
    3. 労働安全衛生法関係法令に係る安全衛生点検
    4. 安全衛生教育
  2. 災害の発生とその防止
    1. 災害の発生原因
    2. 災害統計
    3. 機会による危険の防止
    4. 機械設備管理上の安全措置
  3. 安全衛生管理の各論
    1. 工作機械の安全
    2. プレスの安全
    3. 研削盤の安全
    4. 手工具および動力工具の安全
    5. 電気による危険の防止
    6. 電気機械器具の安全
  4. 安全衛生管理に係わる事項
    1. 燃焼と爆発
    2. 荷役作業における危険の防止
    3. 作業環境
    4. ガス溶接・溶断作業
    5. 消防
    6. 整理・整頓・清掃・清潔の保持
    7. 健康の保持・増進
4 第7章 機械構成要素

  1. ねじ
    1. ねじの基礎
    2. ねじの種類・形状及び用途
  2. ボルト・ナット・座金
    1. ボルト・ナット
    2. 座金
    3. ボルトによる締結の保全
  3. リベット継手
    1. リベット
    2. リベット継手の種類
    3. リベット継手の強さ
  4. 軸と軸継手
    1. 軸とその種類
    2. 軸の安全
    3. 軸継手
    4. クラッチ
  5. 軸受
    1. 軸受とジャーナル
    2. 滑り軸受
    3. 転がり軸受
    4. 密封装置(シール)
  6. キー・ピン・コッタ・スプライン
    1. キー
    2. ピン
    3. コッタ
    4. スプライン
  7. 歯車
    1. 歯車とは
    2. 歯車の種類
    3. 歯車の歯型
    4. 歯車各部の名称
    5. 歯車の保全
    6. 歯車列
  8. 巻掛け伝動
    1. ベルト
    2. チェーン伝動
  9. 摩擦伝動装置・無段変則装置
    1. 摩擦伝動装置
    2. 無段変則装置
  10. リンクとカム
    1. リンク機構
    2. スライダクランク機構
    3. カム
  11. 管と管継手
    1. 管継手
    2. 配管の保全
  12. バルブとコック
    1. バルブ(弁)
    2. コック
  13. ばね・ブレーキ
    1. ばね
    2. ブレーキ

第8章 潤滑及び給油

  1. 潤滑
    1. 潤滑の目的
    2. 潤滑の機構
  2. 潤滑剤
    1. 潤滑剤の分類
    2. 潤滑油の種類
  3. グリース
    1. グリースの用語
    2. グリース潤滑の特徴と種類
    3. グリースの充てん量および補給量
  4. 給油法の分類
    1. 潤滑油の給油法
    2. グリース潤滑
  5. 潤滑管理
    1. 潤滑管理とは
    2. 潤滑箇所の点検と保全
5 第9章 機械工作法

  1. 鋳造
    1. 鋳造の基礎
    2. 砂型鋳造
    3. CO2プロセス
    4. シェルモールド法
    5. インベスメント鋳造法
    6. ダイカスト法
    7. 遠心鋳造法
  2. 塑性加工
    1. 塑性加工の基礎
    2. 鍛造
    3. せん断・打抜き加工
    4. 深絞り加工
    5. 曲げ加工
    6. フォーミング
    7. スタンピング
    8. スピニング
    9. 転造
    10. プレス
  3. 溶接
    1. 溶接の基礎
    2. 酵素・アセチレン溶接(ガス溶接)
    3. アーク溶接
    4. 抵抗溶接
    5. 溶接部に生じる欠陥
  4. 特殊加工
    1. 特殊加工の基礎
    2. 放電加工
    3. 電子ビーム加工
    4. プラズマ加工
    5. レーザ加工
    6. 電解加工
    7. 電解研削
    8. 電解研磨
    9. 化学加工
    10. ホトエッチング
  5. 表面処理
    1. 前処理
    2. 本処理
  6. 仕上げ作業
    1. けがき作業
    2. やすり作業
    3. 穴あけ作業
    4. ねじ立て
    5. リーマ
    6. きさげ
  7. 切削加工
    1. 切削加工の基礎
    2. 切りくずの生成
    3. 構成刃先
    4. 切削油剤
    5. 仕上げ面の粗さ
    6. 切削工具用材料
    7. 旋盤加工
    8. ボール盤加工
    9. 中ぐり
    10. フライス盤加工
    11. 平削り、形削り、立削り
    12. マシニングセンタ加工
    13. 歯切り
    14. ブローチ削り
  8. 砥粒加工
    1. 砥粒加工の基礎
    2. 研削砥石
    3. 円筒研削
    4. 内面研削
    5. 平面研削
    6. 心なし研削
    7. 工具・歯車・ねじ研削
    8. 超仕上げ
    9. ホーニング
    10. 遊離砥粒による加工

第10章 材料一般

  1. 鉄鉱石から鉄鋼まで
    1. 鉄鋼の製法
    2. 製鉄所の各種設備
    3. 温度と結晶の構造
    4. 鉄鋼の性質
    5. 鉄 – 炭素系平衡状態図
    6. 炭素鋼の熱処理
    7. 鋼の表面処理法
  2. 鉄鋼材料の種類と用途
    1. 鉄鋼材料とは
    2. 圧延鋼材、鋼板および線材
    3. 機械構造用鋼
    4. 工具鋼
    5. 特殊用途鋼
    6. 鋳鉄
    7. 鋳鋼
  3. 非鉄金属材料の種類と用途
    1. アルミニウムとその合金
    2. 銅とその合金
    3. チタンとその合金
    4. その他の非鉄金属とその合金
  4. 非金属材料
    1. プラスチック
    2. セラミックス
    3. ゴム
  5. 複合・機能材料
    1. 繊維強化材料
    2. 機能材料
  6. 表面処理
    1. 表面処理の分類と役割
    2. 塗装
    3. 湿式めっき
    4. 溶射
    5. 気相めっき
  7. 金属材料試験
    1. 引張試験
    2. 衝撃試験
    3. 硬さ試験
  8. 非破壊検査
    1. 放射線透過試験
    2. 超音波探傷試験
    3. 磁粉探傷試験
    4. 浸透探傷試験
6 第11章 力学及び材料力学

  1. 速度及び加速度
    1. 速度
    2. 加速度
    3. 落下の運動
    1. 力の表し方
    2. 力の合成と分解
    3. 力のモーメント
    4. 力のつりあい
  2. 仕事とエネルギー
    1. 仕事と動力
    2. エネルギー
    3. てこと滑車
  3. 回転運動と周期
    1. 回転運動
    2. 周期
  4. 荷重と応力
    1. 荷重
    2. 応力
    3. ひずみ
  5. 応力とひずみの関係
    1. 応力 – ひずみ線図
    2. 工業的な引張特性
    3. 弾性係数
  6. 許容応力と安全率
    1. 許容応力
    2. 安全率
  7. 軸のねじり強さとこわさ
    1. 軸のねじり
    2. 軸のねじり強さ
    3. 軸のねじりこわさ(剛性)
  8. はりの曲げとせん弾力
    1. はりの種類と荷重
    2. 両端支持ばりのせん断力図と曲げモーメント図

第12章 製図

  1. 製図基礎(図面を読むには)
    1. 製図規格
    2. 投影法と投影図
    3. 等角図とキャビネット図
    4. 製図用紙と図面
    5. 尺度
  2. 図面に用いる線の種類と用法
    1. 線の種類
    2. 線の用法
  3. 図形の表し方
    1. 図形の表し方の基本
    2. 図形の省略
    3. 特殊な図示方法
    4. 断面図示
  4. 寸法の記入法
    1. 寸法の単位と角度の表し方
    2. 寸法の表示の仕方
  5. 寸法補助記号の使い方
    1. 寸法補助記号
    2. 寸法補助記号の使い方
  6. 表面性状の図示法
    1. 表面性状
    2. 表面性状パラメータ
    3. 高さ方向のパラメータ
    4. 横方向のパラメータ
    5. 粗さの参考表示
    6. 表面性状の図示方法
    7. 粗さ曲線の基準長さおよび評価長さの基準値
    8. 許容限界値に指示
    9. 加工方法と節目方向の指示
  7. 寸法公差とはめあい
    1. 寸法公差
    2. 普通公差
    3. はめあい
  8. 幾何公差の図示方法と材料記号
    1. 幾何公差の種類とその図記号
    2. 幾何公差の示し方
    3. 材料記号
  9. ねじの製図
    1. ねじの表し方
    2. ねじの図示法
    3. ねじの表し方の記入例
  10. 歯車の製図
    1. 図示法
    2. 寸法と要目表
  11. 溶接記号
    1. 溶接継手の種類
    2. 溶接記号
    3. 溶接記号の記入の仕方
  12. 接続図と電気用図記号
    1. 接続図の種類
    2. 電気用図記号