技術士とは？

技術士という資格

技術士は、「科学技術全般（２１技術部門）の高度な知識を有する技術者」に与えられる資格であり、技術系の資格としては、最高峰に位置しています。 技術士法によって定められた国家資格であり、「科学技術に関する高度の応用能力を必要とする事項についての、計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行なう者」とされています。

経済の国際化により、アジア太平洋経済協力機構（APEC）区域内での技術者相互認証を受けて、現在7万人程度の技術士を 20万人に増やそうとしています。そのため、従来、難関とされていた技術士試験が大幅に変更され、チャレンジしやすいものとなりました。

資格を取得した場合に活躍できる場としては、技術コンサルタント・設計技術者などが主なものとなっており、自営、企業内問わず様々な場所で技術監督、技術指導を行っています。また、建設業の専任技術者や現場指導、その他の業種においても、管理者などになることが認められます。

試験方法は一次試験と二次試験があります。一次試験に合格すると技術士補を名乗ることができ、技術士となるために必要な技能を習得するため、技術士の補助をすることになります。技術士補の場合は最低4年以上の実務経験（その他の実務経験では期間が異なります）を積んだ上で二次試験を受験することができます。また一次試験については、大学・高専の専門コースを卒業した場合には免除されます。

技術士試験に受験資格はなく、年齢・学歴・性別を問わず誰でも受験することが出来ます。

さらに詳しい情報は、日本技術士会ホームページへ
http://www.engineer.or.jp/

資格取得のメリット

取得に知識と時間がかかる資格だからこそ、企業からの評価は高くなります。
技術者求人の際にも、技術士の資格を持っていることが必要とされる場合があり、転職・就職が大きく有利になることは間違いありません。

建設業等では登録の際に技術士資格が必要であり、業種によっては必須の資格といえます。技術コンサルタント業を行うにしても、技術士資格は社会的信用が高いというメリットがあります。

企業内の技術士の場合は特に、その専門知識と能力を国家によって認定されているわけですから、最高レベルの技術者として信頼がおかれる存在です。企業によっては、有資格者の優遇を行っているところも少なくありません。

他のメリットとしては、二次試験に合格し、技術士の資格を取得することで、他資格の一部科目免除が受けられることも挙げられます。弁理士・施工管理技士・消防設備士など……、様々な資格の取得に利用ができます。

試験の特徴 講座受講のメリット

技術士一次試験は制度の改訂などの要因で、合格率の推移が激しく変動しています。近年の合格率では概ね２０強～４０％を推移しています。
電験などに比べると高い合格率ですが、受験者のレベルが総じて高いということ、科目合格制度が存在しないということは考慮すべき点です。

試験内容も電験以上の対策が必要となり、一筋縄ではいかない試験となっています。

JTEXの「技術士一次試験対策講座」は、「基礎科目・適正科目」と全２１科目中の「電気電子部門」「機械部門」を用意しています。電気電子・機械部門には、基礎・適性科目の教材も含まれています。

JTEXの講座では、この難関である技術士試験に合格するだけの実力をつけることができる、十分な特徴が設けられています。

これらの特徴が、必ずあなたを合格に近づけてくれるはずです。JTEXの技術士一次試験対策講座を、試験突破にご活用下さい。